ノニ・マデュエケの得点でリードを奪ったが、アーセナルはブレントフォードに1-1で引き分けざるを得ず、優勝争いでマンチェスター・シティとの距離が縮まった。
2025/2026シーズンのプレミアリーグ第26節の最終試合は、 ブレントフォード対アーセナル がGtech Communityスタジアムで行われ、非常に激しい展開となった。 マンチェスター・シティがフラムを破り首位に迫ったプレッシャーの中、ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルは勝利が絶対条件として「蜂軍団」のホームに乗り込んだ。
ボール支配率60%を超えたものの、アーセナルはブレントフォードの絶え間ないプレスと規律ある守備に苦戦。カイ・ハヴェルツの負傷欠場もあり、攻撃のつながりを欠いたが、ヴィクトル・ギョケレスは先発復帰した。
前半45分間でアーセナルの期待ゴール値(xG)はわずか0.12にとどまった。22分にはイゴール・チアゴのヘディングシュートを守護神デイビッド・ラヤが神セーブしなければ早々に失点していた可能性があった。
後半に入りペースを上げたアーセナルは61分についに先制点を奪う。左サイドからの正確なピエロ・ヒンカピエのクロスに、新加入のノニ・マデュエケが高く飛び込み鋭いヘディングでキーパー・ケレハーを破った。これはマデュエケにとって今季15点目で、重圧からの解放となった。
しかし、アウェイチームの喜びは長く続かなかった。71分、ブレントフォードはアーセナルの得意とするセットプレーから同点に追いつく。マイケル・カヨデの強烈なスローインからセップ・ファン・デン・ベルグが巧みなヘディングでつなぎ、キーン・ルイス=ポッターがゴール前で押し込み1-1とした。アーセナル守備陣は呆然とした。
試合終盤の約20分間は激しい攻防戦となった。88分、イゴール・チアゴがGKと一対一になったが、若手センターバックのクリスティアン・モスケラが相手のシュートを寸前でスライディングブロック。逆にアーセナルはロスタイム3分にガブリエル・マルティネッリが決定機を迎えたが、ケレハーに阻まれた。
1-1の引き分けでアーセナルは首位を維持するものの、マンチェスター・シティとの勝ち点差はわずか3に縮まった。一方、ブレントフォードにとっては貴重な勝ち点1となり、今季プレミアリーグで最も厄介な「障害者」としての地位を固め続けている。